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・芸備線のスピードダウン
仮にスピードアップを図って、所要時間を1/3に縮めたところで、利用が伸びるとも思えないが、心情的によろしいことではないことは、間違いないですね。「制限速度15〜25キロ」という、自転車を思わせるような徐行区間の設定はもはや、「鉄道としての体をなしていない」とさえ感じます。
しかしながらそういった区間が、芸備線や姫新線はもとより、事情を知らない人なら「ビューポイントの、サービス徐行や!」とカン違いしそうな呉線にさえ、存在するのが悲しいことですな。もちろん、<瀬戸内マリンビュー>ならまだしも、地元の一般客には、「メイワク徐行」ですね。
・鉄ちゃん/鉄子には、忙しい春
今日の「ゆとり」ラストランをはじめ、4ブルトレの整理、関東には<メトロホームウェイ>のデビューなど、各地でレールファンが忙しそうです。寝台特急の廃止は困ったことだが、現行のブルトレが「引退」する時期というか、客車の寿命がそろそろ来たかな・・という気持ちは否めない。但し、「夜行サービスそのものの廃止」がいいと言っているわけではなく、日本の二大都市を結ぶ<銀河>を、穴埋めする列車は、新幹線が0時から6時まで、一切動かない現状の中では、不可欠と感じるのだが・・。
・新幹線・N700系
まだ乗っていませんが、ほどほどによさそうですね。喫煙コーナーの狭さは、下道会総裁さんのようなヘビースモーカーにはツラいでしょうが、東日本のような「全面禁煙」に比べれば、はるかにラクかと・・・。
座席でパソコンをいろえる環境が、現状でもほどほどに整っているのもさることながら、来春あたりからか、車内で「無線LAN」が使えるようになれば、関東でのホークス戦の行き来を、新幹線に切り替えるかも・・。新大阪駅までにそれなりに、ブログの更新とかできれば、速報性もアップしますしね。
・0系と<こだま>
一方で「0系」ですが、JR東海は「新幹線車両の寿命は、概ね15年」と考えていることを思うと、「長きに渡って活躍したなあ・・」と感じてしまう。むしろ自分が「おかしい」と感じたのは、2002年の頃だったか、「もう先は見えている」ことはわかっていたにも関わらず、センスのない「フレッシュグリーン」の車体にやり変えたことでありましょう。あのまま「青い新幹線」にして、「中身」で勝負して欲しかった。
むしろ、<のぞみ>などが増える一方で、ダイヤ変更のたびに「山陽<こだま>」の本数が減っていることのほうが、「地域のか細い路線が消えていく」という問題に当てはまると思う。新幹線は「キハ40の単行」みたいなことは出来ず、回送列車でさえ車掌が必要(一度岡山で、臨時の回送に車掌の手配を忘れ、急停車したことがある)だから、「ワンマン運転」など考えもつかない。
残念ながら「4両<こだま>で赤字」では、廃止も止む無しでしょう。しかし、「赤字だから廃止」、「駅に停まる列車が減る」「不便になって、利用者が減る」「削減・・」の悪循環を、新幹線でさえやってしまうのは困ったこと。
JR東海の施策を批判するマニアがちょくちょくいるけれど、ぶっちゃけた話JR西日本は東海以上に「<こだま>を利用してもらおう」という施策が乏しいように感じるんだけどね。「K500」(岡山〜新倉敷などを定期券と併用で使う、回数特急券。6枚つづりで、1枚当たり¥500)は、寝坊したときとかの救世主にはなりうるが、前月までに買わねばならなかったり、「カジュアルきっぷ」も広島地区は便利だが、岡山〜姫路のは高すぎて、出番がほとんどない。
「ぷらっとこだま」が示すように、岡山〜新大阪といった「都市間移動」の手段に、もっと<こだま>をいかすべく、<こだま>限定でも、¥6,000台で往復できるようなチケットとか売れば、「バスよりは確実に早い」わけなんだし、それなりに利用してくると思うんだけどね。
<こだま>のメリットは「座席が広いこと」だけど、逆に最ピーク期とかには、編成が短すぎて「立客多数」という光景もちょくちょくあり、これも新幹線のサービスとしていかがなものか。「500系<こだま>」への転用で、<こだま>の体質改善を期待したいところだが、「4両編成2本」で運転されていた<こだま>が、「8両編成1本」に、本数が減少したりしないか、気になるところである。
・<シティライナー>
この快速の存在が否定される理由の1つに、「快速でスジが立っている」というよりも、「ただ単に通過するだけ」の印象が強いからではないかと思う。確かに瀬野をはじめ、追加停車駅の増加は、それだけの利用者がいるのならば、否定はできないでしょう。
しかし、これで海田市に全便・・となるならば、もう1ランク上の快速か、潔く全便を各駅停車にしたほうがよいと思う。その上でどうせなら、以前のような「広島〜岩国・10分毎」といったダイヤに、戻してもらったほうが利用しやすいと思うのだが。ぶっちゃけた話、「キッカリ10分ごと」だと、「1本逃しても、10分待てば来る」となって、気軽に買い物したり、ホームでうどんをすするんじゃないの・・?最低でもそれが、「呉線の103系」とかの影響でできない・・とすれば、利用者不在の困った現実ですな。
「どうしても<シティライナー>が必要」なら例えば、毎時0分を快速とした上で、それを「10分毎の一員」ではなくて、1分後に普通を出して、以後10分毎に運転すれば、よりわかりやすいと思うのだが。
・道路特定財源
ブログにも私見を記したが、制度そのものに真っ向から反対は唱えないものの、地方で路線バスが次々と廃止になって社会問題と化し、80歳を過ぎた人でさえ、容易にクルマを手放せなくなっている現状の中で、半ば「ぜいたく品」の扱いの額まで、税金を取られていることが、納得できない。また、どうしても「利権」の文字を感じずにはいられない。
そうかと言って民主党が叫ぶように、「ガソリン税の廃止で、ガソリン代を下げます」と言っても、私が免許を取って以降、最安値となっていたリッター¥76の時代を思うと、そこから倍の値段に跳ね上がっている現状では、リッター¥25下がったくらいでは喜べず、それもで庶民感覚からすれば、「思いっきし高い」。
「道路利権」を守りたい与党の道路族議員には、「ガソリン税の死守」よりも、政治家の生命を掛けて、アメリカなりアラブなどの石油生産国へでも乗り込んで、実態に即していないとしか思えない「原油価格」そのものを、引き下げる努力をすべき、と考えます。なお個人的には、石油輸出国機構が、原油の増産を見送っていることは正しいと考えます。いまの「先物市場」の動向では、いくら増産したって「思うツボ」と感じますから。
原油価格が庶民感覚で適正なものになれば、ドライバーの立場からして「ガソリン税が道路整備に使われること」そのものには、一定の理解も得られるのでは。もう少し言うなら、「道路の保守とかに、受益者である『ドライバー』に負担を求めるのは理解できても、これからも『無駄な道路』を造るために、贅沢扱いの税金は、簡単には理解してはもらえないだろう」・・ってとこでしょうか。
http://green.ap.teacup.com/yamacho3/
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